おくり方も多様化に・・・
2022年11月30日ケアサポートセンター
ご自宅で印象的なお看取りをされた方のお話です。
お亡くなりになる前日、葬儀屋さんの手配をどうしようかと決まらないまま、最期の時を迎えました。
通夜にあたる日、ご挨拶に伺うと、昨日の姿のままベッドで眠るお母様に、ご家族が代わる代わる隣に寄り添ったり、頬を寄せたり…。
ご家族だけでの最期の別れを大切に過ごされているご様子でした。
お寺様にはお経をあげてもらい、葬儀は行わず、このまま出棺するとのこと。
生前に「お葬式にお金はかけなくてもいいよ」「家のお墓に入るのではなく、皆がお参りしてくれる○○へ納骨してほしい」と言われていたようで、故人の思いを家族で受け止め、出された結論だったそうです。
多様化の時代、このようなおくり方も素敵だなと感じることができました。
愛情あふれるおくり方に、生前の故人の愛情深さが心に伝わってきました。
スタッフ一同、ご冥福をお祈り申し上げます。